ルビー「君が!…君が僕の探していた女の子」
サファイア「アンタ…」
ルビー「君っ!もしかして、1月前もこうして屋根の上を走っていたのかい!?」
サファイア「そうったい
何なん、別にアンタに迷惑なんてかけてないんやから」
ルビー「僕は君を探していたんだ!」
――――――ガシッ!!
サファイア「っ!?っちょ、さわらんでっ」
ルビー「君が今着ている服は、君のために仕立てたものだった
僕は自室から君が屋根の上を移動することを見ていたんだよ、そして、その姿を見て君が今着ている服を作ったんだ。君に似合うと思って!」
サファイア「なっ、何ば言い寄るったいっ、そ、そげなこついきなりっ」
ルビー「今、もう一着作ってる
きっと君に似合う、だから、着て欲しい」
サファイア「アンタ…」
ルビー「ルビーだよ、僕の名前はルビーだ
教えて欲しい、君の口から、君の名前を」
サファイア「サファイアったい…」
ルビー「君のために服を作りたい
君が好きなものが知りたい、僕は君の事が知りたいんだ、サファイア」
サファイア「………
ふ、服んことは … お願いするったいっ////」
彼女の表情は、闇夜に染まっていて よく分からなかった
けれど俯きながら 言葉を発する彼女は
とても美しかった
こちらを見る 憂いを帯びた瞳が
とても、とても美しかったんだ
ルビーくんが積極的過ぎる!
えぇと、ずっと会いたかった彼女が、ちょーっと口争いしていた少女だと知って、テンション上がっている感じで
そんな感じでよろしく…
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