レッド「ブルー」
ブルー「!!?ちょっ、レッド、何なのよ!
勝手に部屋に入ってこないでっ」
レッド「今日だけだって、今日だけ。な?」
ブルー「今日は!今日は嫌なのよ」
レッド「新月だからか?」
ブルー「!!?」
レッド「新月つったら、お前等の仕事的にはやりやすいはずだ。なのにお前、新月の日には絶対部屋から出てこない。
最初は全然わかんなかった、サファイアが言うまで知らなかったかもしれない、だけど、俺聞いたんだ
お前が泣いてるのが分かったから、だから今日だけ、部屋に入れてくれよ」
ブルー「何で…」
レッド「どうした?」
ブルー「私が泣くわけないじゃないっ、あんた、空耳酷いんじゃない?ちゃんと耳掃除してるわけ?」
レッド「おっまえなぁ、耳掃除は、えーっと、覚えてないけどちゃんとしてるに決まってるだろ!」
ブルー「ホント、アンタは…
普段はホント鈍いのに、こういうときだけは気づくんだから
だから私は、アンタに声をかけたのかしらね」
レッド「ん?」
ブルー「ねぇ、レッド」
レッド「ちょっ、顔っ、顔近いっ、顔っ」
ブルー「なによー、なぐさめてくれるんじゃないわけー?
ヘタレッドはやっぱりヘタレッドってことかしら??」
レッド「何だとっ!
覚悟しろよ、ブルーっ」
ブルー「何を覚悟しろってのよ、ほーんと…
だからアンタは眩しいのよ…」
強がって、向かい風に顔を向けて生きてきた
闇の中で生きてきた
だけど本当は
本当は憧れていたの
アンタみたいな光に ――――――
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