ブルー「小さい頃、新月の日に…私は攫われたわ
攫われた先には仮面の男がいて、私はそこで戦闘訓練を受けた…
毎日が怖くて、そして両親に会いたかった、そればっかり考えていたわ
そこには私と同じように攫われ、戦闘訓練を施される子どもたちがいた。シルバーとはその時であったの」
レッド「それでお前たちは、今みたいなことを…」
ブルー「満月の日に、シルバーと2人で逃げ出したの。
でも、仮面の男のことをどうにかしないと、両親の元へは帰れなかった。また攫われるんじゃないか、そしたら両親が…だから私とシルバーは仮面の男のことを探りながら生きることにした。それが、今の隠密の仕事を始めた理由」
レッド「それで、その仮面の男については、何か分かったのか!?」
ブルー「恐らく、この付近に奴等の根城がある。そして、この街にはもう一つの悪の組織が根付いているわ。このことを探ることが私達の目的。そして私達は自由になるの」
レッド「お前等にそんな過去が…」
ブルー「だから新月の夜は嫌いよ」
レッド「なぁ、ブルー!
その仮面の男は、この近くにいるんだよな!?」
ブルー「それを探ってるのよ」
レッド「んじゃ、絶対見つけ出そうぜ、んで、倒そう!
それから約束しようぜ、ブルー」
ブルー「なっ、何よっ」
レッド「一緒にお前の両親、探そうぜっ」
ブルー「…え?」
レッド「いきなりお前が攫われたんなら、お前の親だって絶対心配してる
だから早く仮面の男を倒して、んで、行こう!」
ブルー「アンタがいたら、足手まといかもね~っ」
レッド「なっ、何だとぉ!?」
ブルー「うそ、嘘よ
…これでも嬉しいのよ
本当に一緒に探してくれんのよね?」
レッド「ああ、行こう
色んな場所見たりしてさ、絶対見つけようぜ」
ブルー「ホントにアンタは、私には眩しいわ」
本当なら、私は両親と幸せな生活を送れていた
だけどそれは簡単に奪われてしまって
私はもう 日の下に 簡単に出られなくなってしまった
あの男を倒すまでは 、 って…
だからアンタが眩しくて
その笑顔に嫉妬していた
でもアンタの笑顔は … ワケ隔てなく向けられる
闇の中にいるしかない 私たちにも …
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